2002-11-21 第155回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
現在の内部堤防はその干陸している土地を囲うということを想定しているのでありまして、もちろん委員御指摘のとおり、毎日の水位変動を大きくしてできるだけ干潟面積を増やすことが望ましいとありますけれども、この中で、水位変動を起こすことについては当然のことながら防災の効果の議論もあります。
現在の内部堤防はその干陸している土地を囲うということを想定しているのでありまして、もちろん委員御指摘のとおり、毎日の水位変動を大きくしてできるだけ干潟面積を増やすことが望ましいとありますけれども、この中で、水位変動を起こすことについては当然のことながら防災の効果の議論もあります。
○国務大臣(大島理森君) 干潟面積を増やすことの具体的な可能性についても、様々な形で検討していかなきゃならぬと思っております。
干潟面積が増えるわけですから、今、堤防で横ができていますね。ここをふたしちゃったら、干潟面積増える部分というのはその中側なんですよ。だから、そこで閉ざしちゃったら調査なんかしても何の意味もなくなってしまうわけですよね。そのことを聞いているんです。
九七年の干潟面積の減少といえば、干潟干拓による潮受け堤防の締切り以外にありません。それが有明海の環境変化に大きな影響を与えていることが確認されたわけです。それを入れれば、私は、投資効果は〇・八三どころかマイナスになるかもしれない。 大臣、環境に与えるマイナス効果を入れてきちんとした算定をやるべきだと思いますが、その点、大臣、いかがでしょう。
○小沢(和)委員 さらに、昨年の十二月には、ノリの第三者委員会が、諫早湾干拓事業は有明海全体の環境に影響を与えていると想定され、潮受け堤防の排水門をあけ調整池の中に海水を入れる調査について、開門はできるだけ長く大きいことが望ましい、また、できるだけ毎日の水位変動を大きくし、できる干潟面積をふやすことが望ましいという見解を出しております。
○紙智子君 第三者委員会では、諫早湾の干拓事業が有明海全体の環境に影響を与えているという考えで、開門についてはできるだけ毎日の水位の変動を大きくする、そしてできるだけ干潟面積を増やすことが望ましいんだということを述べているわけです。
○政府委員(澤村宏君) これにつきましては、事業の実施によりまして消滅する干潟面積、これは長崎県の事業計画上の干潟としてとらえているものでございまして、私どもの干潟の定義とちょっと違うところがあるんですが、それによりますと二千二百六十ヘクタールであるというふうにお伺いしております。
その結果大分県側に水深五メートル以内の浅海約一万五千町歩ほどございますが、そのうち干潟面積が約五千町歩ございます。大部分はのり、かき、あさり、はまぐりといつたものの養殖に非常に好適の土地であることがわかりましたし、また増産を阻害するような決定的な要素も見当らないというような条件もございますので、これが開発を積極的に推進しなければいかぬという、調査の結果結論を得て帰つて来ているのでございます。